カルロス・ゴーン氏、栄華の絶頂 ヴェルサイユ宮殿で結婚披露宴

カルロス・ゴーン氏、ベルサイユ宮殿で結婚披露宴
自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン会長ですが、2016年秋にはヴェルサイユの大トリアノン宮殿で結婚披露宴を行うほどに栄華を極めていました。2年後に逮捕されることを、このとき誰が想像できたでしょうか。雑誌『タウンアンドカントリー』(2017年3月)から紹介します。

カルロス・ゴーン氏は2016年5月にカロル・ナハスさんと結婚。同年秋に行われた結婚披露パーティは、カロルさんの50歳の誕生パーティーを兼ねたものでした。

ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』にインスピレーションを得た、このパーティーは、晩餐会のあとダンス・パーティーとなりましたが、悲運の王妃が好んだケーキを想起させるかのように、色とりどりのデザートがふんだんに振る舞われたそうです。

会場には18世紀風の衣装を着たエキストラが配され、カロルさんのドレスをデザインしたラビ・ケイルーズ氏がこの日のためにサン・ルイのクリスタル、アンティークのシルバートレイ、フランスの磁器を使ったセットを制作しました。

カルロス・ゴーン氏は「自分の家に人を招いたような気分にしたかった。あまり手間を掛けたものは目指さなかった」とご謙遜。ヴェルサイユ宮殿の魅力につられて120人のゲストがパーティー会場に足を運ぶことを期待したようです。
パーティーに人を招待すると、大概は「できたら出席します」という返事になりますが、ヴェルサイユ宮殿に招待すると、万障お繰り合わせの上ご出席頂けると思いました。
衣装を着たエキストラ
カロルさんのお子さんとゴーン夫妻
山盛りのお菓子
写真は上から、衣装を着たエキストラ、カロルさんのお子さんとゴーン夫妻、山盛りのお菓子


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