韓国のボーイズグループ・BTS(防弾少年団)のメンバーが過去に原爆のキノコ雲がプリントされたTシャツを着ていたことから、出演予定だった9日放送のテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」が中止になりました。このことを英国の国際公共放送BBCやアメリカのCNN、ニューヨーク・タイムズが取り上げています。
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BBCはニュースサイトに「BTS Tシャツ。原爆Tシャツが原因でBTS出演予定のTV番組キャンセル」と題した記事を掲載しています。元徴用工や歴史問題に代表される日韓関係の緊迫や原爆投下についても、一般的な説明を簡単にしています。
問題になっているBTSメンバーのジミンが着用していたTシャツには原子爆弾が爆発した写真と、日本の統治下からの解放を迎えた韓国人の写真、さらに「LIBERATION(光復)」「OUR HISTORY(私たちの歴史)」「PATORIOTISM(愛国心)」というロゴがプリントされていますが、BBCはこの意味も図入りで解説しています。
その上で、日本のBTSファンの間で「侮辱だ」と騒がれ始め、原爆を礼賛しているものと一部で受け止められていると報じています。
BBCはテレビ朝日側の「番組としてその着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、当社として総合的に判断した結果、残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました」との発表も紹介。ジミンがいつこのTシャツを着ていたかは不明ですが、韓国のメディアの伝えるところでは、昨年とも今年の8月15日(日本の終戦記念日、韓国の光復節)とも言われていると伝えています。
その上で11月はじめ頃から日本のSNSで原爆Tシャツが話題となり始め、「#許さない」や「#原爆(Tシャツ)」といった言葉がツィッターでトレンドになったことを指摘、こちらの方のツィートの英訳と思われるものを紹介しています。
そのほか英語で書かれた髙橋裕司さんの「日韓問題ではなく、人間性の問題である」というツィートが引用されています。
一方でBTSファンのツィートとしては、
また韓国人のツイートとして
BBCの記事は結びで、元徴用工賠償請求に関する韓国最高裁の判決で日韓関係が緊張していることを伝えています。
防弾少年団は、芸能人としてはスキャンダルの少ないほうではあります。しかし歴史認識に関しては、今回の原爆Tシャツや、過去にはベルリンのユダヤ人虐殺記念碑で無断撮影を行うなどいささか問題の多いグループです。ユダヤ人問題のときには該当する画像をすぐ削除するという誠意ある対応をしていましたが、今回の原爆Tシャツはかえって売り切れるほど人気が出ているとか。韓国人のダブルスタンダードが、日韓関係をややこしくする一因でもあることを実感します。
CNNもニュースサイトでこの話を扱っています。特に目新しいことは書かれていませんが、地元ニュースの話として、ジミンの原爆Tシャツの写真は2013年のものであるということを報じています。
ニューヨーク・タイムズの記事はallkpop.comをもとに、ジミンの原爆Tシャツは2017年のリアリティー・ショー「BTS:Bon Voyage」のときに撮影されたものであると報道しています。NYタイムズは触れていませんが、同じallkpop.comに寄せられたコメントによれば、原爆Tシャツはファンから贈られたもので、ファンの機嫌を取るためにBTSのメンバーは考えないで何でも着てしまうのだそうです。
NYタイムズの記事はBTSと秋元康氏のコラボが中止になった件についても言及しています。
原爆Tシャツはこの問題が起きてからかえって人気が出て現在は売り切れ。11月19日再入荷で4万9千ウォン(日本円約4934円)で売るそうです。このことに「Tシャツ1枚44ドルなら、蔵が建つわ」とのコメントが寄せられています。
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BTSの原爆Tシャツ、BBCがニュースサイトで紹介
BBCはニュースサイトに「BTS Tシャツ。原爆Tシャツが原因でBTS出演予定のTV番組キャンセル」と題した記事を掲載しています。元徴用工や歴史問題に代表される日韓関係の緊迫や原爆投下についても、一般的な説明を簡単にしています。
問題になっているBTSメンバーのジミンが着用していたTシャツには原子爆弾が爆発した写真と、日本の統治下からの解放を迎えた韓国人の写真、さらに「LIBERATION(光復)」「OUR HISTORY(私たちの歴史)」「PATORIOTISM(愛国心)」というロゴがプリントされていますが、BBCはこの意味も図入りで解説しています。
日本のファン、侮辱だ・原爆礼賛
その上で、日本のBTSファンの間で「侮辱だ」と騒がれ始め、原爆を礼賛しているものと一部で受け止められていると報じています。
BBCはテレビ朝日側の「番組としてその着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、当社として総合的に判断した結果、残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました」との発表も紹介。ジミンがいつこのTシャツを着ていたかは不明ですが、韓国のメディアの伝えるところでは、昨年とも今年の8月15日(日本の終戦記念日、韓国の光復節)とも言われていると伝えています。
日本や海外の反応も紹介
その上で11月はじめ頃から日本のSNSで原爆Tシャツが話題となり始め、「#許さない」や「#原爆(Tシャツ)」といった言葉がツィッターでトレンドになったことを指摘、こちらの方のツィートの英訳と思われるものを紹介しています。
— アユミふぁそらしど (@ayum_mi) November 6, 2018
そのほか英語で書かれた髙橋裕司さんの「日韓問題ではなく、人間性の問題である」というツィートが引用されています。
I can never accept the act that #BTS member wore the atomic bomb T-shirts humanely. The problem is not the relation between Japan and Korea. It's just humanity. pic.twitter.com/x37nZs8pJG— 髙橋裕司 (Yuji T) (@YuJett) November 9, 2018
一方でBTSファンのツィートとしては、
気を落とさないで。(緊張した)日韓関係はどうしようもないもの。ジミン、自分を責めないで。と言ったものや、BTSを応援して「愛とポジティブなエネルギーを送りましょう」という米カリフォルニア州ロス・アンジェルス在住の市場調査スタッフ、アニーさんの声も紹介しています。
What's happening with Japan is beyond our control right now. It's unfortunate the boys won't be able to perform on Music Station, but all we can do is support them by continuing to stream and buy their music and sending them our love and positive energy. 💜 #防弾少年団 #バンタン— Annie ✨ (@AnnieLuvsBTS1) November 8, 2018
また韓国人のツイートとして
韓国人が光復節を祝って何が悪い。今回の対応は間違っている。というものも挙げられています。
BBCの記事は結びで、元徴用工賠償請求に関する韓国最高裁の判決で日韓関係が緊張していることを伝えています。
防弾少年団は、芸能人としてはスキャンダルの少ないほうではあります。しかし歴史認識に関しては、今回の原爆Tシャツや、過去にはベルリンのユダヤ人虐殺記念碑で無断撮影を行うなどいささか問題の多いグループです。ユダヤ人問題のときには該当する画像をすぐ削除するという誠意ある対応をしていましたが、今回の原爆Tシャツはかえって売り切れるほど人気が出ているとか。韓国人のダブルスタンダードが、日韓関係をややこしくする一因でもあることを実感します。
CNN、フォックス・ニュースも紹介
CNNもニュースサイトでこの話を扱っています。特に目新しいことは書かれていませんが、地元ニュースの話として、ジミンの原爆Tシャツの写真は2013年のものであるということを報じています。
ニューヨーク・タイムズ
ニューヨーク・タイムズの記事はallkpop.comをもとに、ジミンの原爆Tシャツは2017年のリアリティー・ショー「BTS:Bon Voyage」のときに撮影されたものであると報道しています。NYタイムズは触れていませんが、同じallkpop.comに寄せられたコメントによれば、原爆Tシャツはファンから贈られたもので、ファンの機嫌を取るためにBTSのメンバーは考えないで何でも着てしまうのだそうです。
NYタイムズの記事はBTSと秋元康氏のコラボが中止になった件についても言及しています。
原爆Tシャツはこの問題が起きてからかえって人気が出て現在は売り切れ。11月19日再入荷で4万9千ウォン(日本円約4934円)で売るそうです。このことに「Tシャツ1枚44ドルなら、蔵が建つわ」とのコメントが寄せられています。
英ガーディアン紙
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参考リンク
BTS T-shirt: Japanese TV show cancels BTS appearance over atomic bomb shirt