サウジ政府 カショギ氏殺害を公式に認める声明 WSJ
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サウジ政府は土曜日、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が口論、乱闘の後イスタンブールの総領事館内で死亡したことを正式に認めました。
18名逮捕
サウジ国営放送での声明でサウジ政府の司法長官は、18人のサウジ市民が、カショギ氏死亡事件に関する捜査の最終結果が出るまで拘束されたと発表。サウジ政府の声明は「ジャマル・カショギ氏とイスタンブールの総領事館内で面会した人々の間で口論から乱闘となり、その結果カショギ氏は死亡した」ことを、予備捜査の結果として明らかにしました。
サルマーン国王勅令 政府高官解任 皇太子は情報庁改革委の長に
サウジアラビアのメディアは、ムハンマド皇太子側近の二人の政府高官を解任する旨の、サルマーン国王の勅令を公表。同時にこの勅令は、ムハンマド皇太子を座長とする総合情報庁改革委員会の設置を命じています。このことでムハンマド皇太子はとりあえず、今回の事件の直接の責任は問われない見通しです。解任されたのはサウジ総合情報庁副長官アフメド・アル・アッシリ少将と宮内庁報道担当のサウド・アル・カタニ氏の2名。アル・アッシリ少将は、カショギ氏を狙った工作活動に直接関与していたと消息筋は述べています。この関連で情報関係の政府高官が3名解任されました。カタニ氏が今回の事件にどのように関わっていたかは不明です。同士は報道補佐官としてサウジ国内の報道取締を強化し政府に批判的な声を圧殺しようとしていました。
サウジ国王、トルコ大統領と電話会談
今回のサウジ政府の声明は、サウジのサルマーン国王とトルコのエルドアン大統領とが、カショギ氏失踪から2回目の電話会談を行った数時間後に公表されました。トルコの国営通信社によりますと、この電話会談でサウジ国王とトルコ大統領は、カショギ氏殺害事件について、両国が各々独自に行なっている捜査結果について、情報を交換した模様です。