ヴィクトリア・マリノヴァさん殺害事件の第1回公判が、10月19日ブルガリア北部の都市ルセで開かれました。その模様をイギリス、インデペンデント紙の報道を元にまとめておきます。
容疑者はロマ(ジプシー)集住地域の出身
セヴェリン・クラシミロフ容疑者(21歳:写真)はルセのロマ集住地域の出身だそうです。ロマとは英語圏ではジプシーと呼ばれることの多かった、主として中東欧に居住する北インド・ロマニ系の少数民族です。歴史的に移動生活をすることが多かったことから、犯罪と結び付けられることが多く、今日でも差別の対象となっています。
同容疑者は、犯行時は前の晩から酒を飲み続けた上、薬物を摂取した状態だったと言っています。また母親は、同容疑者が最近精神疾患の薬を服用していなかったようだ、とも話しています。公判前には事件について、見知らぬ女性と口論になり、殴打して茂みに投げ込んだことまでは覚えているが、その後は記憶がない、と証言し、性的暴行と強盗の容疑は否認しています。
公判では、法廷に詰めかけた報道陣やキー局のTVカメラの前で泣き伏せ、弁護団の黙っているようにとの忠告も聞かず、「本当に後悔しています。今でも自分がやったとは信じられません」と、手錠をかけられたまま語りました。さらに量刑について問われると、「たとえ終身刑であろうと、いかなる処罰もお受けします」、と答えました。
事件の第1報
最初の逮捕者(すぐに釈放されました)
真犯人、ドイツで逮捕
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Murder in the Era of Facebook
同容疑者は、犯行時は前の晩から酒を飲み続けた上、薬物を摂取した状態だったと言っています。また母親は、同容疑者が最近精神疾患の薬を服用していなかったようだ、とも話しています。公判前には事件について、見知らぬ女性と口論になり、殴打して茂みに投げ込んだことまでは覚えているが、その後は記憶がない、と証言し、性的暴行と強盗の容疑は否認しています。
公判では、法廷に詰めかけた報道陣やキー局のTVカメラの前で泣き伏せ、弁護団の黙っているようにとの忠告も聞かず、「本当に後悔しています。今でも自分がやったとは信じられません」と、手錠をかけられたまま語りました。さらに量刑について問われると、「たとえ終身刑であろうと、いかなる処罰もお受けします」、と答えました。
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