ブルガリア北部の都市ルセで、同地のテレビ局で働くヴィクトリア・マリノヴァさんが暴行されて殺された事件の裁判で、ルセの検察は被告人の責任能力に疑いがあるとして精神鑑定を請求し、弁護人もこれに合意したため裁判所は請求を認めました。
この事件に関するこれまでの記事は以下をご参照下さい。
事件の第1報
最初の逮捕者(すぐに釈放されました)
真犯人、ドイツで逮捕
犯人、ブルガリアへ引き渡し。マリノヴァさん葬儀
ヴィクトリア・マリノヴァさん殺害事件はなぜ世界中に広まったか 作られた「調査報道記者の死」
ヴィクトリア・マリノヴァさん殺害事件 公判開始
被告人のセヴェリン・クラシミロフ容疑者(22歳)は今年10月6日、ドナウ川岸の公園をジョギングしていたマリノヴァさんを暴行して絞殺した罪に問われています。被告人は事件について、見知らぬ女性と口論になり、殴打して茂みに投げ込んだことまでは覚えているが、その後は記憶がないと証言しています。
ルセ検察庁のゲオルギー・ゲオルギエフ検事は「精神保健福祉センターの情報では、被告人には知的障がいがあり、特別学級で教育を受け、就労制限が認められています。これらの事実は捜査過程で明らかになったものであり、刑事責任能力との関連を調査する必要を認めました」と、被告人の精神鑑定を請求した理由を説明しています。
弁護人もこの請求を全面的に支持したため、裁判所は被告人をブルガリア北西部の都市ロヴェチにある医療刑務所に移送し、30日間入院させて精神鑑定を行うことを認めました。
参考リンク(ブルガリア語)
Психиатри ще решат дали Северин Красимиров е вменяем
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ルセ検察庁のゲオルギー・ゲオルギエフ検事は「精神保健福祉センターの情報では、被告人には知的障がいがあり、特別学級で教育を受け、就労制限が認められています。これらの事実は捜査過程で明らかになったものであり、刑事責任能力との関連を調査する必要を認めました」と、被告人の精神鑑定を請求した理由を説明しています。
弁護人もこの請求を全面的に支持したため、裁判所は被告人をブルガリア北西部の都市ロヴェチにある医療刑務所に移送し、30日間入院させて精神鑑定を行うことを認めました。
参考リンク(ブルガリア語)
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