速報【動画・画像】米カリフォリニア州のバーで銃乱射


米カリフォルニア州のサウザンド・オークスにあるバーで、学生イベントに男が乱入して拳銃を乱射、少なくとも12人が死亡、他に数十人が負傷したと複数のメディアが伝えています。




    現場はロス・アンジェルス北西65キロのバー

    事件があったのはロス・アンジェルス北西65キロにあるボーダライン・バー・アンド・グリルです。現地時間午後11時20分頃、黒のトレンチコートを着た男が、発煙筒を投げ込んで乱入、拳銃を乱射して、駆けつけた保安官を含む少なくとも12人が犠牲になったと報道されています。事件当時バーには少なくとも200人の客が大学のカントリー・ミュージックのイベントに集まっていました。このイベントは18歳以上ならば誰でも入れるもので、地元の学生に人気で、多数参加していたそうです。



    殉職巡査部長



    容疑者の凶弾に斃れた、ロン・ヒーラス巡査部長は現場に最も早く到着した警官の1人で、バーに突入したところを容疑者に撃たれ、病院で死亡が確認されたとのことです。同巡査部長は勤続29年で来年退職の予定だったそうです。後に奥様と息子さん1人が残されました。


    現場の動画




     
    容疑者の男は黒のトレンチコートで、野球帽をかぶり顔をマスクで覆っていたそうです。警察の発表では、容疑者はバー内部で遺体で発見されました。自殺したものと見られています。

    容疑者は、まずバーのドアマンに発砲した後、発煙筒を投げ込んで内部に侵入しました。死傷者の中には女性会計係も含まれるとのことです。

    目撃者の中には、容疑者がサブマシンガンのような大容量弾倉を携行していたと話している人もいます。

    容疑者は無言で客に向けて少なくとも30発発砲、パニックになった客は椅子などでガラス窓を破って外に脱出しました。また一部の客はトイレに逃げ込みました。

    事件のあったサウザンド・オークスは富裕層が多く住む街で、カリフォルニア・ルーテル大学やペッパーダイン大学などの大学・高等教育機関が所在し、FBIの安全な都市ランキングでは上位にあげられています。


    容疑者





    警察は容疑者の情報を公開しました。

    容疑者の名前はイアン・デイヴィッド・ロング(28歳)。ここ数年の間、何回か警察沙汰になったことがあるそうです。最近では今年の3月に迷惑行為で家に警察が呼ばれていました。警官の職務質問中、ロング容疑者は興奮して、いささか常軌を逸した行いが見られたそうです。しかしながら質問にあたった警察の危機管理チームは措置入院の必要はないと判断しています。

    精神医学の専門家は、ロング容疑者に従軍経験があることなどから、心的外傷後ストレス障害(PTSD) だったのではないかと推測しています。

    アメリカ海兵隊は、ロング容疑者が2008年から2013年まで機関銃手として勤務しており、伍長の階級で除隊したと声明を発表しました。軍隊勤務中、2010年11月から2011年6月までアフガニスタンに配備されており、海兵隊善行章、アフガニスタン戦役記章、対テロ戦争従軍記章を授与されています。


    現場の写真






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