コパ・リベルタドーレス決勝第2戦 アルゼンチン国外で開催へ ボカは不戦勝を要求


南米サッカー連盟(CONMEBOL) は27日、スタジアムへ向かうボカ・ジュニアーズのバスが襲撃されたことで延期されたコパ・リベルタドーレス決勝第2戦を12月8日または9日に、アルゼンチン以外の第三国で開催すると発表しました。これと並行して、事件のおきたスタジアム周辺の管理責任を負っているCAリーベル・プレートに対して、同連盟は懲戒審査を開始したとことも発表しました。英紙「ガーディアン」をはじめ、各種メディアが報じています。

代替開催地についてはまだ発表されていませんが、米マイアミ、パラグアイの首都アスンシオン、アラブ首長国連邦、イタリアやカタールが噂されています。

ボカは第2戦が公平なコンディションで行われることを要求しましたが、南米サッカー連盟はボカ側の要求を拒否しました。

この措置に対して、ボカ・ジュニアーズ側は第2戦への出場を拒否し、不戦勝を要求する書簡を公式に連盟に提出しました。ボカ側はあらゆる手段で抵抗するとしており、国際スポーツ仲裁裁判所への提訴も検討しているそうです。

今回の事件は、2030年ワールドカップの招致をパラグアイ、ウルグアイと共同で進めているアルゼンチンにとって大きな痛手となりました。

ドーハが代替開催地となるのではという噂に関しては、FIFAワールドカップのスキャンダル告発本『レッド・カード』の著者ケン・ベンシンジャー氏が次のようにツイートしています。



コパ・リベルタドーレス決勝ボカ対リーベル戦はドーハで開かれるという噂。まてよカネの問題か。マイアミは費用を負担したくないのか。ドーハは負担するというのか?
不思議にも今回のコパ・リベルタドーレス決勝の騒動はCONMEBOLにとっては渡りに船だったのだ。来年からもっと金の取れる中立のスタジアムで決勝戦を開催するよう計画していた矢先だからな。今度のことで前倒しで儲け始められるようになった。 
シーズンチケットを買ったホーム・サポーターで満員のスタジアムではなく、一番カネを出す中立のスタジアムに売り飛ばし、その上それを話題にして盛り上げるとは。試合の中継権を持っているフォックス放送も大儲けだ。 

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参考リンク
Copa Libertadores final moved from Argentina as Boca demand River thrown out
Boca Juniors REFUSE to play Copa Libertadores final and insist they should be crowned champions after attack by River Plate hooligans on team coach left players injured